単身赴任の家電はレンタルと購入どちらが安い?1年・2年の総額を試算

更新日:/料金は2026年10月31日〜11月1日に各社公式サイト・自治体サイトで確認した表示額

木の床に置かれた白い冷蔵庫(イメージ)
写真:Raymond Petrik/Unsplash(イメージ。掲載各社の商品ではありません)

単身赴任が決まると、まず悩むのが冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点です。「月額いくら」だけを比べると購入のほうが割安に見えることもありますが、期間限定の暮らしでは任期が終わったあとに家電をどうするかまで含めないと正しい比較になりません。この記事では、購入側に配送・設置費と処分費まで足し、レンタル側の公表料金と並べて1年・2年の総額を試算します。

この記事の調べ方

調査日:2026年10月31日(らくらくライフ・Rentioは11月1日)。レンタル側はあるる・らくらくライフ・subsclife・Rentioの公式料金表・商品ページ、購入側はケーズデンキ通販の商品ページ、処分費は東京都大田区の公式案内(家電リサイクル・粗大ごみ手数料一覧)を読み、条件をそろえて計算しました。実際の利用・申込は行っていません。

先に結論(当サイトの試算条件の場合)

配送設置料込みで料金が公表されているらくらくライフ(対応18都府県・リユース品)なら、1年39,358円・2年52,250円で、どちらも購入+処分(セット購入で約86,350円)より3万円以上安い計算です。対応エリア外の場合は、次のあるるの例をご覧ください。

1年:レンタル(あるる・1年一括)54,780円+配送・設置料に対し、購入(単品3点)+処分は約104,069円。配送・設置料が約4.9万円を超えない限りレンタルが安い計算です。

2年:レンタル(あるる・2年一括)76,780円+配送・設置料に対し、購入+処分は約104,069円で、差は約2.7万円。量販店の3点セット(配送・設置無料)を買う場合は購入+処分が約86,350円になり、差は約9,570円まで縮みます。

試算の前提条件

比較をできるだけ公平にするため、次の条件をそろえました。数値の出典はすべて運営者の出典一覧(sources.md)に記録しています。

購入する場合の総額(任期後に処分)

項目内容金額(税込)
冷蔵庫ハイアール 2ドア 121L(JR-NF121C(W))40,489円
洗濯機ハイアール 全自動 6.0kg(JW-U61MK(W)、ケーズデンキオリジナルモデル)32,780円
電子レンジハイアール 電子レンジ 18L(KS-MW24F18-WH、ケーズデンキオリジナルモデル)16,280円
配送・設置冷蔵庫の「配送+設置」3,850円(洗濯機は配送・設置無料、電子レンジは送料無料の表示)3,850円
処分:冷蔵庫家電リサイクル料金(170L以下)3,740円〜
処分:洗濯機家電リサイクル料金2,530円〜
処分:収集運搬家電リサイクル受付センターの基本料金(3,500〜4,000円程度)の下限を1回分で計上3,500円〜
処分:電子レンジ大田区の粗大ごみ手数料(品目「電子レンジ」)900円
合計1年でも2年でも同額約104,069円〜

表は横にスクロールできます。

以前この表で使っていた洗濯機(JW-U50MK)は、2026年10月31日時点でケーズデンキ通販の商品ページが「表示する商品情報がありません」となっていたため、同じメーカーで同サイトに掲載のある6.0kgモデルに差し替えました。冷蔵庫の商品ページには「リサイクル料金:※税込7,040円〜(現地で現金払い)」という表示もありますが、どの場面の料金か(購入時の引き取りか、後日の回収か)は同社の「リサイクル回収について」で公式で要確認です。家電量販店ノジマの解説記事では、単機能レンジの価格帯を9千円〜4万円程度としています。電子レンジの900円は大田区が収集する場合の手数料です。家電リサイクル受付センターの収集運搬料金が1台ごとにかかるかどうかは大田区のページに書かれていないため、ここでは下限を1回分だけ計上しています(公式で要確認)。

量販店の3点セットを買う場合

ケーズデンキ通販には、冷蔵庫(JR-F15KS 150L)・洗濯機(JW-U61MK 6.0kg)・電子レンジ(KS-MW23T17)をまとめた「2026年ひとり暮らし応援セット」が75,680円(税込、「配送・設置無料」の表示)で掲載されていました。冷蔵庫は150Lなので、リサイクル料金は同じ「170L以下」の区分です。このセットに上の処分費(大田区の場合 10,670円〜)を足すと、購入+処分は約86,350円になります。単品で揃えるより約1.8万円安くなるため、2年の比較では結論に効いてきます。

購入の総額は任期が1年でも2年でも基本的に変わりません。期間が長いほど1か月あたりの負担は下がるため、「長く使うほど購入が有利」という一般的な傾向は期間限定の暮らしでも同じです。

レンタルする場合の総額

家電を3点選んでセットにでき、契約期間ごとの料金が税込で公表されているあるるの「3/12基本家電ミニセット」を例にします(12品目から3点を選択)。

契約・支払方法料金(税込)総額(税込)別途必要な費用(公式記載)
1年・一括払い54,780円54,780円配送料、設置料
1年・月々払い4,840円/月58,080円配送料、設置料、申込手数料
1年・コミコミ月々払い7,260円/月87,120円配送料
2年・一括払い76,780円76,780円配送料、設置料
2年・月々払い3,630円/月87,120円配送料、設置料、申込手数料
2年・コミコミ月々払い4,950円/月118,800円配送料

表は横にスクロールできます。

配送料・設置料・申込手数料の金額は今回の調査では確認できませんでした(公式で要確認)。あるるは都道府県・市区町村ごとに無料配送地域を公表しており、指定の曜日・時間で配送する場合は無料配送地域として扱うと案内しています。赴任先が無料配送地域かどうかで総額が変わります。

1年・2年で並べるとこうなる

任期1年

購入(単品)
購入(セット)
1年一括
1年月々
1年コミコミ

棒の長さは12万円を100%とした目安。購入側は処分費(大田区の場合)込み、レンタル側は別途費用を含まない額です。

1年の場合、一括払いと購入+処分の差は、単品購入で約49,289円、セット購入でも約31,570円です。配送料・設置料がこの差を超えることは考えにくく、試算の範囲ではレンタルが有利でした。ただし設置料・申込手数料込みのコミコミ月々払い(87,120円)は、セット購入+処分(約86,350円)をわずかに上回ります。

任期2年

購入(単品)
購入(セット)
2年一括
2年月々
2年コミコミ

2年になると、一括払いとの差は単品購入で約27,289円、セット購入では約9,570円まで縮みます。あるるの2年一括には配送料・設置料が別途かかるため、その実額が9,570円を超えるとセット購入+処分のほうが安くなります。月々払い(87,120円)とコミコミ月々払い(118,800円)は、すでにセット購入+処分を上回っています。2年契約を考えるなら、配送・設置・申込手数料の実額を見積もりで確認してから決めるのが安全です。

配送設置料まで公表されている例:らくらくライフ

らくらくライフは、らくらく家電3点セット(冷蔵庫85〜95L・洗濯機4.2kg・電子レンジ)の期間別料金と、一律5,500円の配送設置料、無料の撤去回収を公式サイトに載せています(2026年11月1日確認、税込)。別途費用まで含めた総額が出せるので、購入との比較がはっきりします。

期間リユース品・一括配送設置料総額購入+処分(セット)との差
6か月28,512円5,500円34,012円約52,338円安い
1年33,858円5,500円39,358円約46,992円安い
2年46,750円5,500円52,250円約34,100円安い
3年64,152円5,500円69,652円約16,698円安い

※表は横にスクロールできます。購入+処分(セット)は約86,350円(東京都大田区の例)。対応エリアは東京・神奈川・大阪・愛知など18都府県で、それ以外の地域では利用できません。冷蔵庫は購入側(150L)より小さい85〜95Lです。

2点だけ借りるサブスク型の場合

新品を1点ずつ選べるsubsclifeでは、上の冷蔵庫と同じ型番(JR-NF121C)が月額1,700円、洗濯機5.0kg(JW-U50C)が月額1,450円〜と表示されていました(一覧に税込・税抜の明記なし)。利用期間は24か月で、2点の合計は24か月で75,600円です。

冷蔵庫は同じ型番、洗濯機は近い容量の機種(JW-U61MK 6.0kg)を量販店で購入して処分した場合は、本体・配送設置77,119円+処分9,770円(大田区の場合)で約86,889円です。2年使うなら差は小さく、「2年後に気に入ったらそのまま買い取る」選択肢がある点をどう評価するかで判断が分かれます。

同じ冷蔵庫(JR-NF121C)はRentioでも月額で借りられ、点検済みリユース品は月2,100円、洗濯機(AQW-V7A 7kg)は月2,000円です(2026年11月1日確認、税込)。どちらも12か月未満で返すと残り月数分の解約料がかかるため、1年なら2点で49,200円、2年なら98,400円に大型配送料(金額は公式で要確認)が加わります。冷蔵庫は24か月目で所有権が移るため、2年後に不要なら処分費が別にかかります。

購入が有利になりやすいケース

反対に、赴任先が遠方で持ち帰りが難しい、任期がほぼ確定している、処分の手間をかけたくない、という場合はレンタルを先に見積もる価値があります。持ち帰る場合は引越し費用が増える点も忘れずに。

まとめ:見積もりで「別途費用」を埋めてから決める

当サイトの試算では、任期1年ならレンタルが購入+処分より大きく安く、2年でも一括払いならレンタルが下回りました。配送設置料まで公表されているらくらくライフ(対応18都府県)では、2年でも3万円以上の差があります。一方、あるるの2年は量販店のセット購入と比べると差が約1万円しかなく、配送・設置料しだいで逆転します。期間を変えた試算はトップの総額シミュレーターでも確かめられます。公式情報を読み比べてわかった注意点は調べてわかった7つのことにまとめています。

ただし、レンタル側の配送料・設置料・申込手数料は赴任先によって変わるため、最終判断は各社の見積もりで総額を出してからにしてください。比較のポイントは比較と選び方の記事、契約前の確認項目は設置・回収チェックリストにまとめています。