引越し前に確認すべき設置・回収の条件チェックリスト
更新日:/記載例は2026年10月31日〜11月1日に各社公式サイトで確認

家電レンタルは「届けてもらって、最後は持って帰ってもらう」サービスです。だからこそ、料金と同じくらい設置と回収の条件が大切です。赴任日に冷蔵庫が届かない、帰任日に回収が間に合わない、返却を忘れて自動で購入扱いになった、といった事態は契約前の確認で防げます。この記事では、確認すべき項目を「申込前」「設置日」「任期中」「帰任前」の4段階に分けてチェックリストにしました。
この記事の調べ方
調査日:2026年10月31日(らくらくライフ・Rentioの記載は11月1日に追加)。各社のFAQ・商品ページ・特定商取引法に基づく表示と、東京都大田区の家電リサイクル・粗大ごみの公式案内を読み、設置と回収に関わる記載を拾い出しました。実際の配送・設置・回収の様子は調べていません。
このリストは特定のサービスを前提にしていません。各社の記載は例として紹介しており、実際の条件は契約するサービスの規約・FAQで確認してください。
1. 申込前に確認すること
赴任先の部屋と建物
- 洗濯機置き場(防水パン)の内寸と、蛇口の高さ・形状
- 冷蔵庫を置く場所の幅・奥行き・高さ、扉の開く向き(右開き・左開き)
- 玄関・廊下・階段の幅とエレベーターの有無(搬入経路)
- 建物の階数。戸建・メゾネットの2階以上に配送できない商品もある(かして!どっとこむの商品ページに注意書きあり)
- エアコン・照明・カーテンレールが備え付けかどうか(足りない品目だけ借りる)
- 管理会社・社宅担当者への搬入日時の連絡が必要か
電源の周波数
東日本(50Hz)と西日本(60Hz)では電源の周波数が異なり、古い電子レンジなどは片方でしか使えないことがあります。かして!どっとこむのFAQでも、引越しで地域が変わると電子レンジの交換が必要になる場合があると案内されています。「ヘルツフリー」表記の機種かどうかを確認しましょう。
配送日と申込のタイミング
- 申込から配送までの日数。subsclifeは特定商取引法に基づく表示で、引き渡しまで注文受付後おおむね1〜4週間としている
- 配送日の確定方法。あるるは、Webで希望日を送ってもスタッフの確認電話で確定すると案内している。らくらくライフは希望日を第3希望まで聞き、配送の3日前までに確認の電話があるとFAQに記載
- 希望日時を指定すると追加料金がかかるか(かして!どっとこむは地域や時間枠で追加料金あり)
- 不在時の再配達料、配送日決定後の日時変更の可否
- 着任日の前後で受け取れる日(引越し荷物の到着日と重ならないか)
費用の総額
- 月額・期間料金に配送料・設置料・申込手数料が含まれるか
- 送料無料になる条件(かして!どっとこむは利用合計4,400円以上、subsclifeは月額合計4,167円以上〈いずれも税込〉)
- 赴任先が無料配送地域に入っているか(あるるは市区町村ごとに公表)
- 回収時に費用がかかるか
- 支払方法(クレジットカード一括、分割、代金引換、法人請求など)。会社負担の場合は法人契約が可能か
2. 設置日に確認すること
- 設置と動作確認をしてもらえる品目か(かして!どっとこむのFAQでは、設置と動作確認を行うが一部設置のない商品もあると説明)
- 洗濯機の給水・排水ホースの接続、アース線の接続
- 冷蔵庫は設置後すぐに電源を入れてよいか、食品を入れられるまでの時間
- 中古品の場合、傷・へこみの位置を写真で残しておく(返却時のトラブル防止)
- 故障時の連絡先と、交換・修理の受付方法
- 契約書類(契約期間・満了日・商品番号)の保管場所
3. 任期中に確認すること
- 任期の延長・短縮が決まったら、すぐに満了日と照らし合わせる
- 延長の申込方法と期限。かして!どっとこむは満了時に延長期間を選び、延長料金を支払う仕組み(延長料金は新規より安いとFAQに記載)
- 途中で返す場合の請求。subsclifeは残り月数分を中途解約手数料として請求、かして!どっとこむは違約金なし・返金なし
- 赴任中に社内で転居がある場合、レンタル品ごと移す手続き(かして!どっとこむは転居先で整備品に入れ替えるサービスを案内)
4. 帰任前に確認すること
- 返却手続きの期限。subsclifeは満了月の前月末日までに返却手続きがないと自動で購入に切り替わると案内している。Rentioは電子レンジ12か月目・冷蔵庫24か月目で課金が終わり所有権が移るため、それ以降は返却不要(不要なら自分で処分)
- 回収費用。らくらくライフは撤去回収無料、Rentioは返却送料無料と公式に記載。各社の条件は途中解約・延長・満了の条件を8社で比較にまとめています
- 回収日の予約方法。かして!どっとこむは満了が近づくと連絡があり、日程を調整して回収すると説明
- 引越し業者の搬出日と、レンタル回収日の順番(冷蔵庫・洗濯機は最後まで使いたいことが多い)
- 冷蔵庫の電源を切るタイミング(霜取り・水抜きが必要か)と洗濯機の水抜き
- 付属品(リモコン・ホース・説明書)がそろっているか
- 汚れ・破損があった場合の費用負担の規定
購入した家電を処分する場合のチェック
レンタルではなく購入した場合、任期後の処分が必要です。冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみには出せません。東京都大田区の案内では、処分方法は次の3通りです。
- 購入した販売店などに引き取りを依頼する(リサイクル料金+収集運搬料金)
- 家電リサイクル受付センターに申し込む(リサイクル料金+収集運搬料金。基本料金は3,500〜4,000円程度)
- 指定引取場所に自分で持ち込む(リサイクル料金のみ)
リサイクル料金の目安は、冷蔵・冷凍庫(170L以下)3,740円〜、同(171L以上)4,730円〜、洗濯機・衣類乾燥機2,530円〜で、メーカーや品目によって異なります(大田区の案内による)。電子レンジは家電リサイクル法の対象外で、大田区では粗大ごみとして扱われ、区の「粗大ごみ品目・手数料一覧」(令和5年10月1日から)では品目「電子レンジ」(オーブン、オーブンレンジを含む)の手数料が900円です。手数料や出し方は自治体ごとに違うため、赴任先の自治体サイトで確認してください。
- 赴任先自治体の家電リサイクル・粗大ごみの申込方法と、収集日までの日数
- メーカー別のリサイクル料金(家電リサイクル券センターの一覧で確認)
- 帰任の引越し日までに収集が間に合うか
処分費を含めた総額比較はレンタルと購入どちらが安いかの記事で試算しています。
まとめ
単身赴任の家電レンタルで失敗しやすいのは、料金よりも「日程」と「手続きの期限」です。申込前に部屋のサイズと配送日数、設置日に状態の記録、任期中は満了日の管理、帰任前は返却手続きの期限、という順でチェックしておけば、慌てずに済みます。サービスごとの条件の違いは比較と選び方の記事で整理しています。